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小林秀雄の本居宣長

ずっと昔に「本居宣長」の上巻を読んで、よくわからずそのままになりました。


今年になって夏目漱石の漢詩を筆で書き写していたら、記録保存のためのその文が視覚的にも


楽しめて、いろんな漢文の書写をやるようになり、さらに古文の書写も筆でやりました。


すると、黙読でも音読でもわからなかった風景が見えるようになりました。書写とは読書の形態としてもっとも遅く


もっとも対象に沈潜できる手段ですね。ちなみに英文にも万年筆でデザインを意識した筆記体でやりました。同様の効果。


こちらは筆写とよんでいます。


 さて古文漢文の書写を2か月くらいしたあと、なんとなく「本居宣長」を手にしました。するとこれが読めるのです。


高校の古文漢文の基礎知識の半分もあれば、何とか読める。宣長や荻生徂徠の引用などは音読してみる、古事記も音読してみる、そして小林秀雄の


文でそのことについての考えを聞き、その思考についていく。


江戸期の素晴らしい知性の世界を垣間見せてくれるし、古事記とは、漢文に浸食されたやまとことばの回復運動でもあるというようなくだりは、震撼とします。


 


読書の定義づけが大事だと思いましたね。


1。書写


2。音読


3。遅い黙読


4。早い黙読


  4のみの形態になっていますが1と2の回復こそがその国の道徳律を回復させると思いました。


授業に取り入れやすいですよね。30分書写させて、ディベートするのです。自分の感じたこと考えたことを。人の意見の検索、集約ではなくて。


一歩一歩納得して生きていくことができない時代です。期限というものが無数にはりめぐらされ、それぞれにそれなりにゴールしていく必要がある。試験だって、その数学の問題を3日かけてよい、本をしらべても良い、そしてこの方程式や図形についてどんなふうに感じ、考えたか、ディベートする。そんな学校でよいと思う。なぜ時間内に決められた量の問題を正確に思い出せた人間の優劣を競うのか?教養のベースがないからですね。

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古荘英雄

一人灯のもとで古代史を紐解き探求しています。
魏志倭人伝、日本書記、古事記をもとに考えたこと、語りあったことなど
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