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神武東征の裏を読む③大国主と事代主と神武天皇「日本古代史 邪馬台国と卑弥呼の探究」

神武東征の裏を読む①  神武東征の裏を読む②


日本海ルートと瀬戸内海ルート


前回②で神武東征は瀬戸内海勢力が近江から河内奈良を取った活動であると述べました。
そして当時の本流の勢力は日本海ルートでつながる勢力だったと考えているような話をしました。
東征2 さてこの日本海勢力であった国の一つが大国主の葦原の中つ国です。
大国主には各地に妻がいましたがこれは拠点ごとの国々との政略結婚でしょう。

大国主の妻たち

タキリビメ

宗像三女神の一柱で『古事記』では多紀理毘売命、『日本書紀』では田心姫(たごりひめ)・田霧姫と表記される。別名奥津島比売命(おきつしまひめ)だが、『日本書紀』第三の一書では市杵嶋姫(市寸島比売・いちきしまひめ)の別名としている。

 要は九州北岸です。


沼河比売(ぬなかわひめ、奴奈川姫)

日本書紀』には登場せず、『古事記』の大国主の神話の段に登場する。八千矛神(大国主)が高志国の沼河に住む沼河比売を妻にしようと思い、高志国に出かけて沼河比売の家の外から求婚の歌を詠んだ。沼河比売はそれに応じる歌を返し、翌日の夜、二神は結婚した。ちなみに二代綏靖天皇の和名は神大倭沼河耳命ですから ようはヌナカワの命なのです。

暗示的です。

ここは要は新潟です。


大国主には6人の妻がいたとされ、古事記ではあとの4人は次の通りです。 
.スセリビメ - スサノオの娘。 最初の妻で正妻とされる。 
2.イナバノヤガミヒメ - 根の国からの帰還後では最初の妻とされる。間にキノマ タ ノカミが生まれたが、スセリビメの嫉妬を怖れて子と共に因幡国へ帰った。 
 島根県


3.
カムヤタテヒメ - 間にコトシロヌシが生まれた。タケミカヅチの国譲りを受入れ、自らは船を踏み傾けて隠れてしまった(死んでしまった)。鴨氏によって崇拝され、各地の賀茂(鴨)神社の祭神となった。 事代主の娘がヒメタタライスズ姫で神武の皇后です。また別の娘は綏靖の皇后であり、孫娘が三代天皇の皇后です。

ここにおいて皇室の母型の先祖は大国主となるわけですね。


6.トトリヒメ - ヤシマムジの娘。間にトリナルミが生まれた。『古事記』にはそれ以降の系譜が9代列挙されており、出雲国の正統が受け継がれたことがうかがわれる。 


出雲国風土記では妻は次の5人です。 
1.和加須世理比売命(わかすせりひめ) - 神門郡滑狭郷 → スセリビメ 
2.八野若日女命(やのわかひめ) - 神門郡八野郷 → ヤガミヒメ 
3.奴奈宜波比売命(ぬながわひめ) - 島根郡美保郷 → ヌナガワヒメ 
4.真玉著玉之邑日女命(またまつくたまのむらひめ) - 神門郡朝山郷 → タキリビメ? 
5.綾門日女命(あやとひめ) - 出雲郡宇賀郷 → トトリヒメ? 


この結果から大国主の勢力範囲、もしくは関係範囲は

日本海連合となります。これに四国の阿波も入ってきますが。


これらの国々は神武東征の頃にはなかったのでしょうか。

黙って吉備や安芸の国の後押しのように神武が奈良をとるのを見ていたのでしょうか。このラインから海部氏が尾張近江伊勢に進出しているようにしか思えません。


大きな矛盾

ところで大国主の孫娘が神武や綏靖の皇后になったのですがここでおおきな矛盾が起こりますね。

神武が日向を旅立つとき、ニニギが天孫降臨してから、179万2470年以上経ったとあります。

180万年は長すぎるとしても、天孫降臨から相当立っているのは間違いないようですね。


さて

天孫降臨とは出雲で大国主が国譲りをした結果起こったことです。それを受けてニニギがなぜだか九州に天孫降臨しました。

東京で江戸城無血開城したから、官軍が福岡入りしたような話です。???ですがそれはまた別の機会で。

とにかく大国主と事代主が国譲りを受け入れたあと天孫降臨があり、それから相当あとになって神武は東征しました。

ところがそこで神武は、大国主の息子である事代主の娘と結婚するわけです。


時系列がおかしい!!

そこで大国主とは特定の個人ではなくて役職名だっという説もあります。まさに大王という意味だと。すると事代主も役職名ということになります。

事は言の葉のコトですから言葉をつかさどる役職。祝詞をつかさどる役職。つまり神主です。

神主の総元締めが事代主でその娘が天皇家の初代から三代までの皇后なのです。


まあ、とにかく神武東征は武力で瀬戸内海を、そして結婚によって日本海を取る運動だったのかもしれません。



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古荘英雄

一人灯のもとで古代史を紐解き探求しています。
魏志倭人伝、日本書記、古事記をもとに考えたこと、語りあったことなど
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