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東夷伝の中の邪馬台国

古代国家は都市国家(周辺の農地を支配する)か農業国家かがおおきな分類で、しかし日本列島の地理的条件なら山林国家か、港町国家、資源産出国家、鉄生産国家か、とうような分類ができるかと思う。


割と邪馬台国をかなりの広域国家で捉える人が多いが


しかし行程で幾多の国々が登場することからも邪馬台国本土はそれほど広くはないのではないか。


もし広い國であるなら、最初のまつろ国や伊都国、不弥國の小ささはなんだ?


それは単に移動した行程ではなくて重要な國だったのではないか。


任意のある一点にあるのではなく、その場所に、國というまとまりがないといけないというような、地理的必然があったのではないか?


そしてである。


例えば


まつろ国から東南500里で伊都国ですが


4000戸のまつろ国から1000戸の伊都国に行くこの500里の空間はどこなのでしょうか?


そして伊都国から奴國までの100里の空間


奴國から不弥國への100里の空間


どこの国なのでしょうか。


群小の村でしょうか?それともそれぞれの国の領土の広がりを意味するのでしょうか?




東南500里とはまつろ国の国境から伊都国の国境まででしょうか。するとその間の空間はなんなのでしょうか?


それともそれはまつろ国の首都から伊都国の首都まででしょうか?




そんなことを考えていきたいと思います。


これを考えるにあたっては東夷伝のその他の国、ふよ、高句麗、よくそ、ゆうろうなどの記述を参照して、東夷伝に於ける国々の記述の仕方と倭人伝のそれを比較しながら考えたい。


忘れがちだが、魏志倭人伝は、東夷伝の中の一つに過ぎない。



いわゆる東夷の場所から見てもそこからさらに朝鮮半島があり、さらにそこから海を越えていく倭国。


倭国は東夷の中の東夷ですね。


ひとが猿科の一つに過ぎないのにヒト科としたくなる心理と同じか。


自分自身は特別な存在なのですね。


倭人伝も邪馬台国も魏にとって大勢の中の一つでしかありません


下の図のあたりが魏にとって国防上、重要な、目配りを怠れない東夷の地域でしょう。





日本人にとっては3世紀の唯一の公式記録だから抱きしめたくなるような貴重な資料だが。


最重要な東夷の南側に朝鮮半島があります。



東夷伝の中の一項目であるということを忘れて研究するとおかしくなるような気もしますし、


東夷伝の中の一つという目でみると、発見もあるのではないかと思います。


帯方郡という出先機関からでも最果ての地ですから。










 


 

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コメント

天地無我

多面的考察
>「自分自身は特別な存在」
としての立ち位置、からの視野・考察。
陥り易いです。難しいことですが、乗り越えなければ。

近畿説のいくつかや多々ある地元説などには、この立ち位置からのものがあるかも。

東夷伝の中の一項目であるということを忘れて研究するとおかしくなるような気もしますし、

>「東夷伝の中の一つという目でみると、発見もあるのではないかと思います。」
その通りと思いますが東夷も併せてはなかなか…です、そのことを意識はしますが…。

>「それは単に移動した行程ではなくて重要な國だったのではないか。」
かもしれませんネ。伊都国の手前にXX国、しかし重要性から記述しなかった?。であれば、不弥国の特性を付言してあって欲しかった、とも思います。

国の広がり(面積とカタチ)、中枢地(首都)or目的地点によって、空間(距離と方角)の捉え方が相当異なる。
この考察には、特に期待します。

冒頭の「古代国家は都市国家…ような分類ができるかと思う。」の捉え方は、交通網からの相関図に劣らない重要な相関考察が必要になるかも知れない。



天地無我

続きです
不弥国の特性=重要性は記述されていない。文脈に表現されているのか?。であれば、
不弥国に引き続き

南に投馬・邪馬台国、続いて
女王国より"北"は…の記述、更に続いて
その他の国々を、最後に
その南に狗奴国。そして、
総括的に帯方郡から女王国…、と女王国を締め括っている。
その後に女王国に属さない倭人の国。地理の記述は
倭の地の概略、海中洲島・周囲五千里、で終わっている。

不弥国を起点(中心)に倭地の地理が表現されている様にも読める。
不弥国は:玄関だったのか。日本橋だったのか。

天地無我

続き2
であれば、高速通信網ではあるが、集約点=不弥国。隣接して司令塔の伊都国=大宰府、を支持することになる。
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古荘英雄

一人灯のもとで古代史を紐解き探求しています。
魏志倭人伝、日本書記、古事記をもとに考えたこと、語りあったことなど
徒然に記します。

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